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ソフィ・カル なぜなら

19/2/2(土)~19/3/16(土)

ギャラリー小柳

ソフィ・カルは 1953年、パリ生まれ。テキストや写真、映像などを組み合わせたインスタレーションを中心に発表し続けているフランスを代表する現代美術家の一人。ロンドンのテート・ギャラリー(1998年)やパリのポンビドゥー・センター(2003 年)で個展が開催されたほか、2007年には第52回ヴェネツィア・ビエンナーレにフランス代表として参加するなど、国際的に活躍している。国内では原美術館で「限局性激痛」 (1999年-2000年)、「最後のとき/最初のとき」(2013年)の個展を開催し、「最後のとき/最初のとき」は豊田市美術館(2015年)、長崎県美術館(2016年)へ巡回した。
本展では、国内初公開となる「Parce que」シリーズから新作9点を展示。本シリーズの作品は額装写真の前面にテキストが刺繍された布が垂らされ、その布をめくると写真が現れる構造となっている。「Parce que(なぜなら)」から始まるテキストは、なぜこのイメージなのか、なぜアーティストがこの瞬間または特定の場所を選んだのかを説明している。例えば、《Sans enfants, sein(子供なし、胸)》と題された作品では「なぜなら、ネット上で私の説明が『ソフィ・カル、あえて子供をもたないアーティスト』とたった 7語でかたづけられてるのを見つけたから。ほんのお遊びとして、この子がたまたまここにいたから。」と布に刺繍で綴られており、その布をめくるとカルが子供に授乳しているように見える写真が現れる。写真を見る前にカルの個人的な理由を知らされることによって、イメージだけでは見えてこない彼女独自の視点や心境が垣間見えるようだ。テキストと写真を融合させたカルの代表的な手法で構成された本展を、この機会に是非。

開催情報

ジャンル
ギャラリー

11:00~19:00、日曜・月曜・祝日休廊

料金

無料

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