企画展「和歌万華鏡―万葉集から折口信夫まで―」
19/4/27(土)~19/6/23(日)
國學院大學博物館

花鳥風月に美しさや懐かしさ、恋しさを感じる心は、人に自然と備わったものかのように思える。しかし、そのじつは先人たちが守り伝えた日本文化によって醸成されてきた。この我々の感情を作りだした文化の一翼を担ったのが和歌だ。和歌の文化は、詠む、書く、学ぶ、という行為により生成・展開され、世々の歌人によって連綿と伝えられてきた。
本展示では、古代から近代に至るまでの歌書を通して、和歌の魅力を再発見していく。歌書の書体の流麗さや雅やかな装釘からは、当時の和歌に対する想いが伝わってくる。ただし、その魅力は時代や人により様相を異にし、通り一辺倒のものではない。また、光の当て方が変われば、違う魅力も見えてくる。
〈万華鏡〉のように輝く和歌文化のありさまを紹介する。
前期:4月27日(土)~5月26日(日)
後期:5月28日(火)~6月23日(日)