ピカソ・シャガールたちのヴェネチアン グラス彫刻展
19/4/27(土)~19/11/24(日)
箱根ガラスの森美術館

TORO(雄牛) パブロ・ピカソ‐エジディオ・コスタンティーニ 1954年
20世紀中頃、ガラスの美しさに魅せられたエジディオ・コスタンティーニは、新たなガラス芸術を創り出そうと、50通以上にも及ぶ手紙で世界中の芸術家たちに協力を呼びかけた。コスタンティーニは、彼の思いに賛同したパブロ・ピカソや、マルク・シャガールといった芸術家たちの独創的なデザインを、千年の歴史を誇るヴェネチアン・グラスの巨匠たちの卓越した技で「ガラス彫刻」に結実させる。
以後、コスタンティーニが主催する「フチーナ・デリ・アンジェリ(天使の窯)」で制作されたガラス彫刻は、ヴェネチアン・グラス界に新風を巻き起こし、ガラス作家たちに多大な影響を与えることになった。
本展では、コスタンティーニ家所蔵のガラス彫刻作品をはじめ、芸術家たちの残した作品デザインや、当時の写真資料などを合わせてご紹介し、文化や価値観を超えて様々なガラス彫刻を生み出した、コスタンティーニの一大プロジェクトに迫る。