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表 良樹 個展『等身の造景』

19/4/20(土)~19/5/25(土)

KANA KAWANISHI GALLERY

Tectonics_drums#1 2019 | polyester resin, oil | © Yoshiki Omote, courtesy KANA KAWANISHI GALLERY

表良樹(おもて・よしき)は、大きな運動や成り立ちを、日常的なスケールに転換させる作品群をこれまでに制作してきた。地殻変動や大気など、生活者の視点では捉えづらいより大きな周辺の現象を、彫刻作品などに投影し、身体的に実感し得るものとして提示している。
例えば「Tectonics」では、プラスチック製の日用品の内部に、様々な色相のポリエステル製樹脂を流し込み、攪拌させ、それを積層させた後、落下などの衝撃を与えて断面を露わにさせることで作品を完成させている。彫刻作品といえば、通常は表面の形状や様相で造形を判断されるものだが、表の作品は、内側の造形に至るまでの過程や時間をも織り込んでおり、固有の広がりを内在させている。メディウムとしては人工物であるプラスチックを起用しつつも、その造形は自然現象にプロセスの多くを委ねることで、人工物と自然現象をないまぜにしながら、鑑賞者の身体性に訴えうる作品に仕上げていると言えるだろう。
弊廊での初個展となる本展は、『等身の造景』と題し、地殻変動をモチーフにした彫刻作品「Tectonics」と、大気の運動をモチーフにした平面作品「Turbulence」を併せて展示することでギャラリー空間を構成する。鑑賞者の一人ひとりが、それぞれの立ち位置やスケール感について、いかに実感しうるのかというテーマについて、改めて問いかける。

開催情報

ジャンル
ギャラリー

13:00〜20:00(土曜は12:00〜19:00)、日曜・月曜・祝日休廊

料金

無料

出品作家

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