線は、いのち。 -「線」で見る日本絵画・工芸-
19/5/25(土)~19/8/18(日)
佐野市立吉澤記念美術館
視覚芸術(目で見る芸術)には無くてはならない「線」。よく見てみると、じつに豊かな表現をもち、意外なはたらきをしている。筆で描いた線、彫刻刀で彫った線。太く荒々しい線、繊細で消え入りそうな線。もののかたちをつくる輪郭線、広大な景色を作る細かな線の積み重ね…。もしかすると、「線」にこそ、その作品の「いのち」が宿っているのかもしれない。
この展覧会では、同館所蔵の日本絵画・工芸作品を展示し、それぞれの作品の「線」の魅力や役割に注目。「線」という、だれにでも描ける、どこにでもあるものを入口に、芸術作品の見かたをつかみ、また深く考えるきっかけをつくりたいと思う。夏休みを含む時期に開催する鑑賞入門展として、親子・若い人、そしてかつて若かった人にもぜひ見ていただきたいと思う。
※前期・後期で江戸〜近代日本画の展示替えあり 前期:5月25日〜6月23日/後期:6月29日〜8月18日
※各期約40点、のべ60点を予定