水田コレクション 浮世絵版画の技巧
19/7/9(火)~19/7/27(土)
城西国際大学水田美術館
浮世絵版画は17世紀後半、菱川師宣の墨摺の一枚絵から始まり、主版に手彩色した丹絵や漆絵、紅絵、主版に紅と草色を摺り重ねた紅摺絵へと発展する。明和2年(1765)、鈴木春信らによって木版多色摺の「錦絵」が開発されると、木版画の高度な技巧を駆使した多様な表現が生まれた。本展では、浮世絵版画の発展の歴史と、写楽の大首絵にみる「雲母摺」をはじめ、「空摺」「ぼかし」など、彫り・摺りの技巧を紹介する。