仏画と柿右衛門様式
19/8/28(水)~19/9/30(月)
東京黎明アートルーム
仏画を4点、《如意輪観音像》(鎌倉時代)、《五秘密曼荼羅図》(鎌倉時代)、《刺繍光明本尊図》(南北朝時代)、そして《如来蔵ならびに勢至菩薩像》(南北朝時代)を展示。
彫刻であらわされた仏像同様、筆で描かれた仏像にも端正な面相だけでなく、しっとりとした雰囲気や怪奇な風貌をした仏像もある。
今回展示する《如意輪観音像》と《五秘密曼荼羅図》は穏やかさのなかにどことなく艶めかしさを感じる仏画だ。
《刺繍光明本尊図》は糸で表された仏の像で、刺繍の仏、縫い仏、繍仏などと呼ばれている。本図は昨年、奈良国立博物館で開催された特別展『糸のみほとけ―国宝綴織當麻曼荼羅と繍仏』に貸し出した作品。
壺、皿、向付、陶板、そして人形など伊万里・柿右衛門様式の作品を10点展示。彩りにあふれた柿右衛門様式の世界を楽しんでほしい。
その他、中国の陶磁器15点(常設展示作品)、アジアの仏教彫刻9点(常設展示作品含む)、そして岡田茂吉作品を展示する。