咲・大谷一生二人展
19/8/13(火)~19/8/24(土)
MEGUMI OGITA GALLERY
大谷一生 "親は子を守る" 2019, 162.1 x 112.1cm, mixed media on canvas
大谷一生は、1977年に生まれ、和光大学芸術学科で学び、REEBOK、PAUL & JOE SISTERなどのブランドとコラボレーション活動を展開する傍ら、身近なモチーフを描き続けながら作品を発表している。一生は音楽のセッションのように、アクリル、水彩、スプレーなどを駆使し、意図せずに現れる色彩や形態を描き重ねていくことで独自のタッチを生み出す。作品はリズムの強弱のように多彩な筆致によって生き生きと構成され、ライブで見る楽しみを与えてくれる。
現在17歳の咲は、16歳で絵を描くために渡米し、時間をかけてスケッチブックに色鉛筆を丹念に塗り重ねた制作を主としている。少女を題材としたものが多く、のっぺらぼうや轆轤首などの妖怪や童話の世界を織り交ぜたり、日常的な風景と少女が一体化したような作品を制作し、作家自らの自画像のようにも解釈できる。
今展では、大谷はカンガルーや犬などの動物をモチーフにした大作を含む約6点、咲は少女と妖怪、童話の世界を織り交ぜた作品など約8点を展示する。
制作方法は異なるが、咲、大谷共に一日中絵を描いて過ごし「生きることは描くことである」という共通点を持った二人の展覧会となる。