レトロかわいい ♡ 楽譜表紙イラストレーションズ -夢二が描く大正ロマンの音楽イメージー
19/10/4(金)~19/12/25(水)
竹久夢二美術館

竹久夢二(1884-1934)が活躍した大正時代は、音楽を楽しむ手段として楽譜が身近な存在だった。当時は楽譜の表紙を飾るイラストレーションが注目され、夢二はこの分野において、視覚面から音楽を多彩に表現した。
古今東西の名曲を紹介した「セノオ楽譜」をはじめ、童謡や民謡を題材にした楽譜表紙絵を、夢二は数多く手掛けた。おしゃれなファッションに身を包んだ異国の少女、アール・ヌーヴォー様式で装飾を試みた植物図案、カラフルな色彩の連続模様、さらにレタリングや飾り枠にも趣向を凝らしながら、幅広い画風で楽譜を彩り、音楽愛好者から女学生までを魅了した。
本展では夢二が繰り広げた楽譜表紙絵の世界と、大正期の音楽事情を紹介する。