アレクサンドル・タロー(p)
19/11/29(金)
トッパンホール
自分の信じる道を自然体で飄々と歩み、その独特な個性で長年揺るがぬ人気を誇るピアニスト、アレクサンドル・タロー。フランス人らしい繊細さ、洒脱さと、神経質なようでいて意外とおおらかなラテン気質とをバランス良くあわせ持ち、アーティステックでありながらも肩の凝らない、リラックスしたパフォーマンスが魅力のタロー。毎回趣向を凝らした選曲で聴き手の好奇心を刺激してきた。今回は、フレンチ・バロックの粒よりの小品をタペストリーのように編み上げた、休憩なしのプログラム《ヴェルサイユ》です。
リュリ(タロー編):バレエ音楽《町人貴族》より〈トルコ人の儀式のための行進曲〉/クープラン:《クラヴサン曲集》より〈ロジヴィエール(アルマンド)〉〈神秘的なバリケード〉〈パッサカリア〉〈さまよう亡霊たち〉〈ティク-トク-ショック、またはオリーヴしぼり機〉/ロワイエ:《クラヴサン曲集第1巻》より〈愛想をふりまく人〉〈スキタイ人の行進〉/ラモー:《クラヴサン曲集第1集(第1組曲)》より〈プレリュード〉/ラモー:《クラヴサン曲集(第2組曲)》より〈鳥のさえずり〉/バルバートル:《クラヴサン曲集第1集》より〈ラ・シュザンヌ〉/デュフリ:《クラヴサン曲集第3巻》より〈ラ・ド・ブロンブル〉/デュフリ:《クラヴサン曲集第4巻》より〈ラ・ポトゥワン〉/ラモー:《新クラヴサン組曲、またはクラヴサン曲集第2集(第4組曲)》より〈アルマンド〉〈サラバンド〉〈小さなファンファーレ〉〈ガヴォットと6つの変奏〉