大阪交響楽団 第234回定期演奏会
19/11/21(木)
ザ・シンフォニーホール
外山雄三のタクトによる11月の定期はチャイコフスキーの幻想序 曲「ロメオとジュリエット」とショスタコーヴィチの交響曲第15番という外山お得意のロシア物に、自身 のヴァイオリン協奏曲第2番という意欲的なプログラム。このヴァイオリン協奏曲第2番は、東京フィル ハーモニー交響楽団のために作曲し、1966年に初演された(初演のヴァイオリン・ソロは海野義雄)の だが、それから久しく演奏されず、2012年になって蘇演された作品だ。曲のベースには日本旋法的な音 型を持ち、「とおりゃんせ」風のモチーフがちりばめられた、とても聴きやすい、ロマン的な情緒も感じ られる素敵な曲。
チャイコフスキー:幻想序曲「ロメオとジュリエット」/外山雄三:ヴァイオリン協奏曲 第2番 作品60/ショスタコーヴィチ:交響曲 第15番 イ長調 作品141