読売日本交響楽団 第583回定期演奏会
18/11/28(水)
サントリーホール 大ホール
コアなファンを持つ名匠デニス・ラッセル・デイヴィスが3年振りに読響に登場。ミニマル音楽などの現代作品を得意とするマエストロとして知られているが、レパートリーは極めて広い。全体の見通しがよく俯瞰的な視点を持ち、確固とした構成美を築きながら、そこに彼特有の温もりや人間味が見事にブレンドされている。今回の凝ったプログラムでも、彼の巧みな音づくりが十分に発揮される。注目は、後半に演奏する現代アメリカを代表する作曲家ジョン・アダムスの「シティ・ノワール」。2009年にドゥダメル指揮のロサンゼルス・フィルによって世界初演されてた作品で、その後も世界各地のオーケストラで演奏されている話題作。
スクロヴァチェフスキ:ミュージック・アット・ナイト/モーツァルト:フルートとハープのための協奏曲 ハ長調 K.299(297c)/アダムス:シティ・ノワール