東京混声合唱団 第247回定期演奏会
18/9/13(木)
第一生命ホール

世界を駆ける指揮者、山田和樹と東京混声合唱団による渾身の「作曲家の系譜シリーズ」は、フランス編(2016)、ドイツ編(2017)に続き、第3弾を迎える今回はロシア編。両者は日本を代表して、昨年4月にモスクワで開催された「第8回ロストロポーヴィチ国際音楽祭」に出演し、身を以てロシア芸術の偉大な影響を受けた。本公演の演奏の核心にはそれらが存分に発揮されるだろう。プログラムは、指揮者として活躍した巨匠スヴェトラーノフの手による秘曲の日本初演に加え、20世紀合唱芸術の金字塔とされるラフマニノフの無伴奏混声合唱のための大作”晩祷”。そしてレジデントアーティストを努める藤倉大氏への委嘱新作は、一昨年に委嘱初演された《ざわざわ》に続く新たな領域を創造するもの。
スヴェトラーノフ:アレクサンドル ユルロフの思い出に ~無伴奏混声合唱のための後奏曲~/藤倉 大:さわさわ 混声合唱とマリンバのために -東京混声合唱団2018年委嘱作品日本初演―/ラフマニノフ:晩祷