イリア・グリンゴルツ(ヴァイオリン)
18/11/13(火)
トッパンホール

トッパンホールの初登場は、2003年10月。シーズン開幕コンサート。大きな期待を背負っての登場だったが、いささか時期尚早だったのか、彼の魅力の一端は随所に垣間見られたが、真の実力が十全に発揮されたとは言い難かった。16歳でパガニーニ国際コンクールで優勝した抜群の技巧の切れと、余人とは異なる鋭敏に研ぎ澄まされた感性で作品を抉りとっていく様が印象に残っている。それから15年。孤高のヴァイオリニストがトッパンホールに帰還する。
ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン・ソナタ Op.134/ストラヴィンスキー:バレエ音楽《火の鳥》より 前奏曲・王女たちのロンド、子守歌、スケルツォ/ストラヴィンスキー:悲歌/ストラヴィンスキー:《ナイチンゲール》より ナイチンゲールの歌、中国行進曲/ストラヴィンスキー:バラード/ストラヴィンスキー:ディヴェルティメント