交声曲「海道東征」
18/12/19(水)
東京芸術劇場 コンサートホール

日本建国の神話を格調高く描いた世界に誇る名曲、交声曲「海道東征」は、1940年(昭和15年)の「皇紀2600年奉祝行事」のために書かれた。当時山田耕筰らとともに日本の洋楽の礎を作った作曲家 信時潔によるこの大作、歌詞は、『日本書紀』や『古事記』の記述を元に詩人・北原白秋が手がけた。管弦楽、独唱、重唱、合唱、児童合唱が見事に組み合わさった日本初のこのカンタータ(交声曲)は、「国産み」から「神武東征」までを吟ずる8章からなる。戦後、ナショナリズムを極端に避ける動きの中で封印されてきたこの名曲は、信時潔没後50年の2015年秋、大阪フィルハーモニー管弦楽団により蘇り、翌2016年秋の再演も含め大好評となった。熱い期待に応え、ふたたび東京公演を開催
モーツァルト:交響曲第41番「ジュピター」/信時潔:交声曲「海道東征」