N響オーチャード定期 2018-2019シリーズ<第101回>
19/1/6(日)
オーチャードホール

世界中から注目されるフランス出身の気鋭のマエストロ、ステファヌ・ドゥネーヴがN響オーチャード定期に初登場し、十八番のフランス音楽を振る。ラヴェルの「マ・メール・ロワ」では、「マザー・グース」に基づく、童話の世界が描かれる。「亡き王女のためのパヴァーヌ」はしっとりとした美しい小品。「ラ・ヴァルス」は、ウィンナ・ワルツへのラヴェル流のオマージュ。どれも管弦楽法の魔術師といわれたラヴェルの彩り豊かなオーケストレーションが堪能できるに違いない。もう一人のフランスの作曲家、シャブリエの狂詩曲「スペイン」では、エキゾチックな高揚が聴ける。イェウン・チェは、ムターにその才能を認められた、韓国出身の気鋭の女性ヴァイオリニスト。名曲メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲が楽しみ。
シャブリエ:狂詩曲「スペイン」/メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 作品64/ラヴェル:組曲「マ・メール・ロワ」/ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ/ラヴェル:バレエ音楽「ラ・ヴァルス」