小山実稚恵ピアノシリーズ ベートーヴェン、そして・・・
19/6/29(土)
オーチャードホール
『ベートーヴェン、そして…』第1回公演は、ベートーヴェン:第28番ソナタで幕を開け、その後にシューベルトの作品を配したプログラム。ベートーヴェン:第28番ソナタは冒頭の憧れに満ちたようなフレーズから一気に引き込まれてしまうような魅力に溢れた作品。後期作品ならではの音楽的充足感に満たされた傑作である。シューベルト:ソナタ第13番イ長調はアレグロ・モデラート、アンダンテ、アレグロの3楽章からなる愛らしい旋律に満ちた作品。即興曲は最晩年に作曲された珠玉の小品集で、心にそっと触れるような繊細な曲想から、小山実稚恵が最も愛する作品のひとつである。
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第28番 イ長調 作品101/シューベルト:ピアノ・ソナタ 第13番 イ長調 作品120(D664)/シューベルト:即興曲 作品90(D899)より第1,2番、作品142(D935)より第1~4番