エリアフ・インバル指揮 ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団
19/7/8(月)
すみだトリフォニーホール 大ホール
巨匠インバル。渾身のマーラー!インバルが振るとどんなオーケストラでも「インバルの音」がする。各パートが隅々まで嗚り始め、がっしりとした音で重厚な響きが立ち上がる。それでいて俊敏な運動性を備え、バランスにも目配りが利いている。細部への徹底した追究による、音楽の神髄への肉迫。これぞ「インバリッシモ」。
ワーグナー:楽劇《トリスタンとイゾルデ》前奏曲と愛の死、楽劇《ニュルンベルクのマイスタージンガー》より第1幕への前奏曲/マーラー:交響曲第1番 ニ長調《巨人》