東京都交響楽団 第884回定期演奏会Aシリーズ
19/9/3(火)
東京文化会館 大ホール
音楽監督・大野和士が、ベルクとブルックナーの最晩年の傑作と向き合う。アルマ・マーラーと建築家グロピウスとの娘の夭折を悼んで作曲しながら、自らへのレクイエムともなってしまったベルクの作品は、20世紀最高のヴァイオリン協奏曲の一つ。十二音技法にバッハのコラールや民謡旋律などを組み込み、厳格さと抒情性を両立させた稀有な音楽です。ドイツの若き名手エーベルレがこの曲の魅力を存分に引き出すことでしょう。ブルックナーの第9交響曲は、たとえ作曲家の本意でなかったとしても、第3楽章アダージョがもたらす充足感と完結感は比類なく、ブルックナーの到達点として圧倒的な存在感で愛される名曲です。このプログラムを、1986年から1995年まで音楽監督・首席指揮者を務め、都響の演奏水準を飛躍的に向上させた若杉弘の没後10年に捧げます。
ベルク:ヴァイオリン協奏曲『ある天使の思い出に』/ブルックナー:交響曲第9番 ニ短調 WAB109(ノヴァーク版)
公演情報
- ジャンル
- オーケストラ
未就学児童は入場不可。
料金
S席:7,500円
A席:6,500円
B席:5,500円
C席:4,500円
Ex席:3,200円
キャスト&スタッフ
- 指揮
- 大野和士
- ヴァイオリン
- ヴェロニカ・エーベルレ
- 管弦楽
- 東京都交響楽団