聴き伝わるもの、聴き伝えるもの -20世紀音楽から未来に向けて-
19/9/21(土)
国立音楽大学 講堂小ホール
精選された現代作品(聴き伝わるもの)と新作(聴き伝えるもの)による本シリーズは、2005年より13公演を開催、毎回異なるテーマを設定。ロシア出身のヴィシネグラッキーによる微分音音楽。日本からは、強靱な意志力に満ちた呪術性が際立つ村松禎三と、耽美的に幽玄の時間空間を紡ぐ武満徹。そしてイギリスの「新しい複雑性」の泰斗として前人未踏の表現を確立したファーニホウと、管楽器奏者ホリガーが最も実験精神を極めた時期に作曲した究極の吹奏楽作品の日本初演。強烈な個性がぶつかり合うエキサイティングな時間。
武満 徹:群島S.(1993)/松村禎三:阿知女(1957)/菊池幸夫:2019 年度国立音楽大学委嘱作品(世界初演)/ I.ヴィシネグラツキー:回転運動のエチュード 作品45a(1961/63)/B.ファーニホウ:想像の牢獄Ⅲ(1986 日本初演)/ H.ホリガー:プネウマ(1970)