弥生室内管弦楽団 第51回演奏会
19/10/20(日)
第一生命ホール
弥生室内管弦楽団は今年創設35周年。室内管弦楽団らしからずベルリオーズの幻想交響曲を演奏。ベルリオーズの指定する楽器編成を忠実に履行するのは非常に困難であり、ベートーヴェンの死後僅か3年の1830年、突然変異的に作曲された、猟奇的な設定の異常な作品。ハイドンは第1ザロモン・セットの中で一番最後に書かれたとされる第97番。ハイドンが残した最後のハ長調の交響曲で、ベートーヴェンを想わせる力強い響きにあふれた渾身の名作。第2楽章では当時では珍しいスル・ポンティチェロ奏法(超絶技巧)の指定があります。モーツァルトが秘密結社フリーメイソン会員であったことは大変有名で、フリーメイソンのために多くの曲を残していますが、最も有名なのはこの葬送音楽です。今回のプログラムは不揃いのなようで、ハ長調とハ短調の曲での統一感を持たせている。
モーツァルト:フリーメイソンのための葬送音楽 ハ短調 K.477(479a)[初稿]/ハイドン:交響曲第97番 ハ長調/ベルリオーズ:幻想交響曲 作品14