師崎左義長まつり＜2023年は大のぼりはありません＞

＜2023年は大のぼりはありません＞大漁や無病息災を願う「師崎左義長まつり」が、師崎海岸で開催されます。大漁祈願をかけた大幟（のぼり）を的場の1か所に立て、正月飾りやお札といっしょに焼き尽くす、漁師町ならではの勇壮な祭りとして知られます。和紙で作られた大幟は、長さ10m、幅3mもの大きさで、大漁を祈る判じ物（はんじもの）が描かれており、その傍らに住民らが持ち寄った正月飾りがうず高く積み上げられ、旧年中のお札を納めた長さ約2mの紙で作った舟も飾られます。裸の若衆が火のついた舟をかつぎ、大幟の周りをまわり、やがて勇ましい掛け声とともに燃え盛る舟を海中に沈めます。一方、正月飾りの山は天を焦がすかのように勢いよく燃え上がり、大幟が火の中へと倒されます。火の粉があたり一面に飛び散り、若衆たちの掛け声が一層高まります。最後はこの火で餅を焼いて食べ、厄落としをします。