雨乞祭
23/3/9(木)
京都市/貴船神社
水の供給を司る神様、タカオカミノカミを祀る貴船神社で、「雨乞祭」が行われます。神前に供えた御神水に御神酒と塩を注ぎ入れ、神職らが太鼓や鈴、鉦鼓などを打ち鳴らし、「雨たもれ、雨たもれ、雲にかかれ、鳴神じゃ」と唱えながら、その水を榊の枝で天地に散水して祈念します。この祭は、農耕作業の始まる時節を前に、今年1年間の天候の順調と適度な雨の恵み、五穀豊穣を祈る大切な祭儀で、かつては貴船神社奥宮の山中にある「雨乞の瀧」(現在は禁足地)で行われた雨乞祈願の手振りを今に伝えます。