伏見稲荷大社 大山祭
23/1/5(木)
京都市/伏見稲荷大社
伏見稲荷大社の大山祭は、かつて御膳谷に御饗殿(みあえどの)と御竈殿(みかまどの)があった頃、御饌石(みけいし)と呼ばれる霊石の上に神饌(しんせん)をお供えした故事に基づいて、毎年正月5日に執り行われます。早朝、稲荷山七神蹟の外玉垣に注連縄を張る注連張神事(しめはりしんじ)があり、正午に本殿で祭典が行われます。その後、宮司以下祭員と参列者は揃って御膳谷奉拝所へと向かい、斎土器と呼ばれるかわらけに中汲酒を盛ったものを御饌石の上に供えて、五穀豊穣と家業繁栄を祈る「山上の儀」を執り行います。続いて直会が行われ、一同「ひかげのかずら」を首にかけ、途中、長者社神蹟で杉の小枝をかざし、七神蹟を巡拝します。