国宝東塔落慶記念 東塔・西塔特別公開
23/4/28(金)~24/1/15(月)
奈良市/薬師寺
国宝の東塔(8世紀前半)は、薬師寺で唯一創建当時の1300年前より現存している建物で、平城京最古の建造物です。平成21年(2009年)より解体修理が行われていましたが、修理が完了したことを祝し、4月21日~25日に落慶法要が執り行われます。これを記念し、4月28日から東西両塔の初層内陣が特別公開されます。東西両塔の内陣には、文化勲章を受章した彫刻家、中村晋也氏が制作した「釈迦八相像」が安置されています。釈迦の生涯を八場面に分けて描いたもので、東塔には前半生の「入胎(にったい)」、「受生(じゅしょう)」、「受楽」、「苦行」、西塔には後半生の「成道(じょうどう)」、「転法輪(てんぼうりん)」、「涅槃」、「分舎利(ぶんしゃり)」が並びます。13年ぶりに甦った「凍れる音楽」とも評される「東塔」を拝観できる貴重な機会となっています。