歩射神事
23/5/5(金)
京都市/下鴨神社
弓矢を使って葵祭の沿道を清める魔除けの神事です。3日に同神社で行われる馬上の「流鏑馬」に対し、地上で矢を射ることに由来する「歩射神事」は、平安時代に宮中で行われた「射礼(じゃらい)の儀」が始まりと伝わります。射手が弓を鳴らす「蟇目式(ひきめしき)」で四方の邪気を祓い、鏑矢を楼門の屋根を越えて飛ばす「屋越式(やごししき)」、大きな的を射る「大的式(おおまとしき)」、連続で矢を射る「百々手式(ももてしき)」がそれぞれ行われ、この四式をもって賀茂祭(葵祭)の安全祈願とされます。