篠田の花火
23/5/4(木)
滋賀県近江八幡市/篠田神社
篠田神社氏子が中心となって制作した花火が、例年5月4日に近江八幡の空を彩ります。全国的にも珍しい火薬を用いた祭事で、国の無形民俗文化財に選択されています。その年話題となったテーマを基に、毎年違った絵が、高さ15m、幅25mにもおよぶ大きな板に、硫黄などを主火薬として描かれます。点火時の激しい「動」から、絵が浮かび上がる数分間の「寂」の世界に魅了される人々は多く、県内外から多くの見物客が訪れます。種子島に鉄砲が伝来してからわずか12年後に、火薬製造技術がこの地域に伝来したとされ、花火に応用されたのは享保の頃からと伝わります。