佐伯灯籠祭
23/8/14(月)
京都府亀岡市/稗田野神社
旧佐伯郷の稗田野神社、御霊神社、河阿神社、若宮神社の4社による「佐伯灯籠祭」は、平安時代、五穀の神を祀る稗田野神社に、朝廷より5基の神燈籠と1基の台燈籠が奉納され、勅使参向の上、五穀豊穣祈願祭を斎行したことに起源します。五穀の実生苗を御祭神(保食命)の御霊代とする稗田野神社の神輿が、御霊神社の杜で河阿、若宮三社の神を迎え、佐伯郷の稲作を案内した後、稗田野神社の本殿に上ります。本殿では、氏子らにより五穀豊穣祈願祭が執り行われます。一年間の農作業が、5基の神燈籠できれいに表現され、台燈籠では、日本一小さい串人形を操る人形浄瑠璃が奉納されます。神社の馬場では、「燈籠追い」、「太鼓掛け」、「明年度」など、神輿と5基の神燈籠、大太鼓が入り乱れての、豊作祈願神事が繰り広げられます。平成21年(2009年)に、国の重要無形民俗文化財に指定されています。