水止舞
23/7/9(日)
東京都/厳正寺
雨止めを祈願する「水止舞」が、厳正寺で奉納されます。古来よりこの地域が、水害に悩まされてきたことに由来して行われてきました。雨乞いとなる「道行き」では、ほら貝を持った白装束の男2人が、雌雄の龍神に見立てて太く綯った藁縄でぐるぐる巻きにされ、法被の男たちがそれを道に転がします。龍神が吹き鳴らすほら貝が響く中、法被衆もろとも水を浴びせかけられながら、神社まで運んでは転がしが繰り返されます。神社に着くと、舞台に水が撒かれて藁縄が解かれます。藁縄を解くことが龍神の死、すなわち雨止めを表すとされ、その後舞台で獅子舞が奉納されます。東京都の無形民俗文化財に指定されています。