吉保八幡のやぶさめ
23/9/24(日)
千葉県鴨川市/吉保八幡神社周辺
提供:鴨川市郷土資料館
吉尾地区にある八幡神社の「吉保八幡のやぶさめ」は、社伝によると、鎌倉時代中期まで遡るとされ、毎年9月最終日曜に神事として古式ゆかしく執り行われます。約210mの馬場を疾駆しながら、3つの的をめがけて矢を放ち、それを3回繰り返します。合計9的を騎射し、その命中度で、次の年の豊作、凶作、適種を占います。武芸としてよりも、五穀豊穣を祈願し、農作物の収穫の豊凶を占うことを第一の目的として行われてきたため、的までの距離が遠いことが特徴です。県の無形民俗文化財に指定されています。