冬期「松に囲まれ春を待つ ~〈黒書院〉三の間~」
23/12/21(木)~24/2/21(水)
京都市/元離宮二条城/二条城障壁画/展示収蔵館
元離宮二条城の2023年度の冬の原画公開が、文化庁移転記念事業として「松に囲まれ春を待つ ~〈黒書院〉三の間~」と題し、展示収蔵館で行われます。〈黒書院〉の対面所は、将軍にとって特別な相手(高位の公家や大名)と対面する場所とされ、三の間は、対面を前にした相手が控えた部屋と考えられています。今回、一挙公開される三の間の障壁画には、浜辺や苅田、寒菊など、秋から冬にかけての景物とともに、松が描かれています。将軍との対面前の控えの部屋で過ごす時間を含め、幕府は特別な相手との対面をどのように演出しようとしたのか。障壁画を通して、当時の様子に思いを馳せることができる機会となっています。