陀々堂の鬼はしり
24/1/14(日)
奈良県五條市/念仏寺
室町時代から500年以上の伝統を誇る火の祭典「鬼走り」は、毎年1月14日に阿弥陀如来を祀る念仏寺本堂(陀々堂)で、修正会結願の行事として行われます。除災招福を祈願し、夜間、父鬼、母鬼、子鬼に扮した3人が、燃え盛る松明をふりかざして堂内を豪快に練り歩きます。法螺貝と太鼓の音が響くなか、鬼たちが火の粉を振りまきながら、3度堂内をまわった後、水天井戸に礼参りをして行事は終了となります。鬼が幸いをもたらす行事は全国でも珍しく、平成7年(1995年)に、国の重要無形民俗文化財に指定されています。