大磯の左義長
24/1/14(日)
神奈川県大磯町/大磯北浜海岸
セエノカミサン(道祖神)の火祭りが、毎年1月中旬に大磯北浜海岸で行われます。松の内(1月7日)が過ぎると、子どもたちが正月のお飾りを集めて歩き回り、青年たちは松や竹を調達します。お祭り前の数日間で、七か所のセエノカミサンにお参りして歩く「七所参り」が行われます。祭りの当日になると、町内各所に立てられていたおんべ竹やお仮屋などが大磯北浜海岸に集められ、9つの大きな円錐型のサイトが作られて、日が暮れると火が放たれます。この松の燃えさしを持ち帰って、屋根に載せておくと火災除けのまじないになるとされます。火が燃え盛る頃、裸の若い衆が、セエノカミサンの仮宮を壊して海に引き入れ、浜方と陸方に分かれて綱を引き合う「ヤンナゴッコ」という珍しい行事も行われます。国の重要無形民俗文化財に指定されています。