御篝神事
24/2/3(土)
群馬県桐生市/賀茂神社
文政13年(1830年)の「賀茂神社傅承記」にも記載がある、歴史ある節分行事「御篝神事(みかがりしんじ)」が、賀茂神社境内で行われます。毎年、節分の夜、揃いの白装束をつけた氏子らが、お祓いを受けた後、豆まきを行います。境内中央に設けられた御篝場の中に浄薪が積まれ、その上に古札、古神棚、古達磨なども積まれて、神前の斎火(いみび)が神職により点火されます。これが御篝(みかがり)となり、氏子らが火のついた薪を持ち、東西に別れて太鼓の音にあわせ、大声をあげながら対峙する氏子めがけて、これを一斉に高く投げ合います。弧を描いて飛び交う浄薪からは、無数の火の粉が舞い散り、漆黒の闇を焦がします。