天宮神社 十二段舞楽
24/4/6(土)~24/4/7(日)
静岡県森町/天宮神社
天宮神社の舞楽は、氏子若衆「天社轂(てんしゃこく)」により500年近く連綿と継承されており、その伝統が守られています。小國神社の唐楽(からがく)と言われる左舞に対し、天宮神社は高麗楽(こまがく)と言われる右舞で、両社の左右舞で一対とされます。五穀豊饒や国家安泰を祈願して十二段の舞が奉納され、小國神社、山名神社の舞楽とともに「遠江森町の舞楽」として国から重要無形民俗文化財に指定されています。最後の舞の「獅子」は、俗に「獅子伏せ」と呼ばれ、2人立ちの獅子役と獅子伏せ役の大人3人で舞われます。獅子伏せ役が暴れる獅子を退治し、鼻をかんで休むとき、この鼻紙を投げますが、これが風邪除けのお守りになるというので見物人は競って拾います。2日目の「神幸祭」では神輿の渡御が行われます。