西明寺の紅葉

湖東三山の一つである西明寺では、例年11月上旬になると紅葉が見頃を迎え、1200年以上の歴史ある古刹で、深まりゆく秋を堪能することができます。1000本を超えるモミジが鮮やかに色づき、境内を真っ赤に染め上げます。鎌倉時代を代表する建造物で檜皮葺（ひわだぶき）の屋根が見事な国宝第一号本堂や国宝三重塔を、艶やかな紅葉が取り巻く様子は圧巻です。天然記念物の「西明寺不断桜」も同時期に満開となり、紅葉とともに風情ある秋の花見が楽しめます。近江の苔寺とも呼ばれ、名勝庭園「蓬莱庭」や、参道に生える一面の苔と頭上を覆う紅葉とのコントラストも美しく、一見の価値があります。

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