聳(そび)え立つ檜(ひのき)~〈遠侍〉勅使の間(下段)~
25/7/18(金)~25/9/15(月)
京都市/元離宮二条城/二条城障壁画/展示収蔵館

二の丸御殿障壁画(重要文化財)の原画を保存する展示収蔵館で、夏期の原画公開が行われます。2025年度のシリーズである「転調の花鳥」のテーマに沿って、「聳(そび)え立つ檜(ひのき)~〈遠侍〉勅使の間(下段)~」と題し、二ノ丸御殿〈遠侍〉の北東に位置する勅使の間(下段)の障壁画《楓檜桃小禽図(かえでひのきももしょうきんず)》が公開されます。襖や腰障子貼付には、春の風情を伝える桃や海棠(かいどう)が、壁面には、金雲を突き抜けて伸び上がる檜の木立が描かれています。華やかさとともに威圧感をも醸し出す障壁画の原画を、間近で鑑賞できる機会となっています。