伊吹山山頂のお花畑

滋賀県から岐阜県にまたがる伊吹山（標高1377m）は、低山ながら冷涼で降雪の多い気象が多彩な草花を育み、初夏に見頃を迎えます。古くからの固有種や薬草、北日本から日本海側に分布するものなど、約1300種と多彩な植物が自生し、シモツケソウやイブキトラノオ、クガイソウ、コオニユリなど、色とりどりの花畑が登山客を楽しませます。伊吹山は、織田信長が薬草園を開かせたと伝わるほど、薬草の宝庫であるとともに、古くは「古事記」や「日本書紀」にも記され、ヤマトタケルノミコトの伝説にも登場する霊山で、日本百名山にも選ばれています＜※登山道が崩落し、現在、伊吹山の麓からの登山はできません。伊吹山ドライブウェイをご利用ください＞。