新国立劇場バレエ団『ラ・バヤデール』

2024年新国立劇場バレエ団『ラ・バヤデール』第1幕より、小野絢子（ニキヤ）、福岡雄大（ソロル） （撮影：瀬戸秀美）

すべての写真(5)を見る

舞姫と戦士の悲恋を描く、エキゾチックでドラマティックな傑作バレエ

2000年に牧阿佐美舞踊芸術監督の改訂振付第1作として新制作された『ラ・バヤデール』は、古典バレエの様式美を存分に堪能できる演出、スピード感あふれるスペクタクルな舞台展開、豪華でオリエンタルな深い色彩の舞台美術によって、大成功をおさめた。夢の場の3段の九十九折スロープをゆっくりと舞い降りる精霊たちの圧巻の踊りなど、古典バレエならではの美しさはもちろん、登場人物たちが織り成すドラマも見どころ。清楚で内に秘めた強さを持つ舞姫ニキヤと恋人で王に仕える騎士ソロル、ソロルを慕う王の娘ガムザッティ、そしてニキヤを憎からず思う大僧正など、複雑な人間関係がドラマティックに展開する。物語の最後に寺院が轟音とともに崩壊し、その廃墟の中をニキヤとソロルが共に天に昇って行くシーンは、牧阿佐美版ならではの解釈と息を呑むような美しさは必見！

【『ラ・バヤデール』クラスレッスン見学会】
本番直前に舞台上で行われる、新国立劇場バレエ団のクラスレッスンを特別にご見学できる人気企画！

日時：5月3日(金・祝)10:45～12:00
開場時間：10:15～
場所：新国立劇場 オペラパレス
料金：無料
事前予約不要／先着順

※『ラ・バヤデール』チケットをお持ちの方のみ参加可能（観劇日は問いません）。当日、要公演チケット提示。
※見学時の座席は当日案内。

すべての写真(5)を見る