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『イノック・アーデン』

25/3/7(金)~25/3/16(日)

新国立劇場 小劇場

「ここに人間がある。活きた人間がある。感覚のある情緒のある人間がある」と夏目漱石が絶賛した『イノック・アーデン』は、イギリスの桂冠詩人、テニスンが1864年に書いたロマンチックなストーリー詩劇。この物語詩に音楽的韻律美を感じ取ったリヒャルト・シュトラウスの音楽も知られている。今回、この作品に演劇的な要素を加味、大人のエンタテインメントとして創作するのは、英国ロイヤル・バレエ出身の演出家、振付家であるウィル・タケット。俳優とピアニスト、そして3人の登場人物であるイノック、フィリップ、アニーを3人のバレエダンサーが身体的に表現、またテニスンが紡いだイノックの人生をふたりの俳優で語るというあらたな視点でアプローチする。出演は田代万里生、中嶋朋子と、東京バレエ団の秋山瑛、生方隆之介、南江祐生。

ここはイギリスの海辺のある村。船乗りの父親を亡くした孤児のイノック・アーデン、粉屋の息子のフィリップ・レイ、美しい少女のアニー・リーはどんな時も一緒だった。いつの頃から、イノックとフィリップはアニーに恋心を抱くようになっていた。思いをはっきり伝えるイノックと引っ込み思案のフィリップ、二人の恋の勝負はイノックが勝り、アニーと結婚。フィリップは計り知れない失恋の苦しみを胸に秘めるのであった。
イノックとアニーは子供にも恵まれ、慎ましやかな平和な家庭を築いていた。ところが、ある日運悪くイノックは大怪我を負ってしまう。長い療養を経て復帰したものの、なかなか仕事を得ることができず、家計も苦しくなる一方。そこへ東方へ向かう商船の仕事が舞い込んだ。男としてひとはたあげたい、妻と子供に裕福な生活を与えたいと船に乗り、海にでるのであった。
アニーはイノックの帰りを心待ちにしていたが、なかなかイノックは帰ってこなかった。彼女を心配する幼馴染みのフィリップは彼女を慰め続けた。次第に子供たちもフィリップになつき、フィリップもアニーへの想いが再燃する。
そしてイノックが海に出てから十年が過ぎた頃、二人は結婚する。フィリップとアニーの間にも新たな生命を授かり、幼かったイノックとの子供ももはやイノックを父として、記憶すらしていなかった。
イノックの乗船した船は、難破してしまった。無人島に流れ着いた彼は一人で生きていた。ひたすらアニーを思い続け、その想いを糧に何年も孤独の生活を送っていた。そうして、ようやく通りかかった船に助けられ、十数年ぶりに、生まれ故郷に帰って来たのである。幾重の苦難を乗り越えて、ただただ家族を想う気持ちに支えられ……。しかし故郷に戻ったイノックだったが、すでにアニーと子供たちはフィリップとともに新しい、そして幸せな家庭を築いている現実に直面するのであった。そしてイノックは……。

上演情報

ジャンル
大・中劇場

上演時間:約1時間25分(途中休憩なし)予定

料金

S席-11,500円
A席-9,500円
S席/当日引換券-11,500円
A席/当日引換券-9,500円
U25チケット-6,600円

全席指定
S席/当日引換券:要身分証提示
A席/当日引換券:要身分証提示
U25チケット:25歳以下、要身分証提示
未就学児入場不可
車いすの方はチケット購入後、公演日の3営業日前までに「チケットに関する問い合わせ」窓口まで要連絡

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チケットぴあ

キャスト&スタッフ

演出・振付
ウィル・タケット
出演
田代万里生
中嶋朋子
秋山瑛
生方隆之介
南江祐生
原案・原作
アルフレッド・テニスン
作曲
リヒャルト・シュトラウス
翻訳
原田宗典

[原案・原作]アルフレッド・テニスン [作曲]リヒャルト・シュトラウス [翻訳]原田宗典 [演出]ウィル・タケット [振付]ウィル・タケット [出演]田代万里生 / 中嶋朋子 / 秋山瑛 / 生方隆之介 / 南江祐生(東京バレエ団)

お問い合わせ

メールの件名に必ず「イノックアーデン」と記入

(チケットに関する問い合わせ)11:00~16:30

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