『めんたいぴりり』特集

1月11日(金)福岡県先行公開、1月18日(金)全国公開
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明太子に秘められた感動物語
福岡からいよいよ全国へ

福岡の味、といえば明太子。今でこそ当たり前にも思えるこのカップリングだが、その陰には、激動の昭和を背景にしたある男の感動秘話があった!

明太子を日本で広めた「ふくや」創業者をモデルにした『めんたいぴりり』は、福岡では知らぬ者はいないほどのビッグコンテンツ。それがいよいよ、劇場映画として全国でも公開されることに。“福岡産”にこだわりぬいた本作の魅力をご紹介します!

2度のドラマ化、舞台化を経て、
ついに『めんたいぴりり』
が映画化!

『めんたいぴりり』は、テレビ西日本開局55周年を記念して、2013年に第1作目が制作され、日本民間放送連盟賞優秀賞などを受賞したテレビドラマがスタート。その後、2015年には続編ドラマが放映、博多座では舞台版が上演されるなど、地方局発としては珍しいメディアミックスを展開しており、この度ついに全編完全撮り下ろしの劇場映画版として登場する。

韓国の惣菜である“明太子”を戦後の引き揚げ時に福岡に持ち込み、全国に広めた“ふくや”創業者の川原俊夫をモデルに、戦時から高度経済成長期の昭和を力強く痛快に生きた博多の人間模様をコメディタッチに描く。主演は、博多で活躍し全国区の芸人になった博多華丸と、福岡出身の女優・富田靖子。他にも、福岡ゆかりのキャストが勢ぞろいするほか、監督の江口カンや脚本家の東憲司などスタッフも福岡出身者ばかり。“オール福岡”が一丸となって全国の人たちに“愛”と“涙”と“笑い”を振りまく!

ご飯のお供“明太子”
に秘められた、
感動の誕生秘話とは!?

韓国釜山生まれの日本人、海野俊之と千代子は小さい頃に出会い、お互いに意識し合うままに夫婦になる。間もなく、時代は戦争に突入し、赤紙が届いた俊之と千代子たち家族は離れ離れに。それから少し時が過ぎ、戦後最大の引き揚げ港だった博多港で、偶然にも俊之と千代子は運命の再会を果たす。

戦争の傷跡を残したまま、必死で復興を遂げようとする博多で、ふたりは “ふくや”商店を営むことに。「釜山生まれの日本人である自分たちを受け入れてくれた博多に恩返しを」と思いついたのが、小さい頃にふたりが大好きだった釜山の味“明太子”でたくさんの人たちを幸せにすることだった。そこから納得のいく味を作り上げ、博多を代表する名産となるまでに、博多中の人たちを巻き込みながら俊之と千代子を中心とした感動の物語が繰り広げられていく。 

博多華丸を筆頭に
“福岡産”キャストが集結!

“ふくや”創業者・川原俊夫の波乱万丈の実話を基にした“ふくのや”の主人、海野俊之を演じるのは福岡で生まれ育ち、いまや全国区の芸人になった博多華丸。その俊之の妻、千代子役には福岡出身の実力派女優・富田靖子。2013年から『めんたいぴりり』シリーズで夫婦役を務めるふたりが、軽快に繰り広げる博多弁の会話はまるで本当の夫婦のようだ。

また、友情出演で登場する華丸の相方・博多大吉をはじめ、田中健やでんでん、吉本実憂、斉藤優ら福岡出身の俳優や芸人が脇を固め、さらに髙田延彦や柄本時生、中澤裕子ら個性豊かなキャスト陣が劇中の物語に彩りと深みを加える。監督は福岡を拠点に多くの演出を手掛ける江口カン、脚本は昭和の福岡をモチーフに演劇シーンで異彩を放つ東憲司が務め、スタッフ陣も含めて“福岡”にこだわった。

“福岡産”の主演コンビ、
博多華丸、富田靖子が語る
『めんたいぴりり』

博多華丸 「この映画は“ブレンド”じゃなくて“アメリカン”です!」

今作は、「福岡で撮影して、福岡で編集して、福岡のキャストでできたんだ」というのが一番のメッセージかもしれません。実際には、東京の人たちの手もたくさん借りていますが、福岡のものを“全国区として世に出す”ことは私自身の中の裏テーマとしてありました。そういう意味でも、明太子を日本中に広めた川原俊夫さんは地元の大先輩です。

私がお世話になっている“博多祇園山笠”中洲流の人たちの中にも、川原さんに可愛がってもらっていた人たちもいて、そういった先輩からも演出をつけていただきました。福岡の風習とか気質とか人柄とか、福岡の味みたいなところを見せられたらなと思っています。

福岡の雰囲気を残しつつ、全国でも通用する映画にするのに、私なりに多少コテコテの博多弁を控えました(笑)。「伝えなきゃいけない」という思いもありましたし、でも題材がすべて福岡だけに、心のどこかにそういう部分を持っていました。だから、私が思う今作の推しはアメリカンなところですね(笑)。ブレンドじゃなくて、アメリカン! 飲みやすい、食べやすい、中辛くらいの。

富田靖子 「本作を観て、明太子を食べて笑顔になってもらえたら」

私はドラマを重ねるごとに千代子と俊之の関係性がどんどん“ピュア”になっていくような気がしました。お芝居しているとハグしたりラブシーンしたりと、私も何度か経験はありますが、このふたりに関してはそんなシーンがあると恥ずかしくてたまりません。劇中では「あー、お父ちゃんがチューする。もう全然ダメ。いやー」みたいな(笑)。普通の仕事だったら「はい、了解しました」ってできるのに、千代子というキャラクターになった瞬間に真面目なラブシーンがあると、体がガチガチになってしまいました。

そういうコメディ要素がある一方で、釜山生まれの千代子は戦争を経験し、大人になって博多に行き着くシリアスな部分もあります。海野夫婦が博多にこだわるのは何も知らない自分たち家族を丸ごと引き受け、育ててくれたからです。大人になって初めて子連れで日本の地を踏んだことを考えると、その葛藤と博多に対する思いは、博多で生まれ育った人とはちょっと違う愛情の深さがあると思います。だから、今作を見て、実際に明太子を食べて、笑顔になっていただけたらこんな幸せなことはありません。

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博多華丸、富田靖子らキャスト・スタッフのインタビューはもちろんのこと、モデルとなった「ふくや」創業者・川原武浩氏の足跡紹介、博多祇園山笠の会長インタビュー、作品ゆかりの観光地案内、明太子工場見学やおススメ明太子メニュー紹介など、『めんたいぴりり』の世界をたっぷり堪能できる1冊です!

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