岩坂佑史「through me」
20/9/1(火)~20/9/6(日)
KUNST ARZT
UNST ARZT では、岩坂佑史の個展を開催する。
岩坂佑史は、「生きている今」についての考察を、敢えてマイナスな行為の積み重ねによって、視覚化してきたアーティストである。
同展では、和紙に撒いた絵の具の着色部分を病的なまでに丹念に切り除いた作品と、アーティスト自身の尿を「生きた証」として和紙に尿を塗り重ねていく作品の、
二つのシリーズをメインにする構想である。
我々が目にするのは、絵の具が塗られた部分を廃棄した残骸や排泄物がしみ込んだ紙でしかない。
しかし、だからこそ見えてくるものがある。