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ぴあ

いま、最高の一本に出会える

山谷佑介『Doors』展示風景、2018

山谷佑介 Doors

18/6/9(土)~18/7/14(土)

ユカ・ツルノ・ギャラリー

山谷佑介の個展『Doors』は、山谷初のセルフポートレートとして、今年の4月に「ギャラリー山谷」(於:京都)にて発表されたパフォーマンス作品『The doors』から展開されたもの。
山谷はこれまでに『Tsugi no yoru e』や『ground』など、様々な角度から写真にアプローチした作品を発表し、現代社会と個人の狭間を写し取る作品で注目を浴びた。前作「Into the Light」では東京郊外の深夜の住宅街を赤外線カメラで撮影し、日常の不可視な側面へと歩みよることを試みた。同時に、暗闇にたたずむ住宅の前でフラッシュを放つ撮影は、精神的かつ肉体的に、“見る”ことと“見られる”こと、そして自らの“撮る”という行為を山谷に強く意識させることになった。そのような体験から、『The doors』は自らを被写体とした最初のセルフポートレート作品となる。また、「ギャラリー山谷」とは、山谷本人が企画し、作品のコンセプトに合わせて神出鬼没に現れる展示空間であり、『The doors』のために京都の某ビルが「ギャラリー山谷」へと変容した。会場では、暗闇のなか、自身が10代の頃から続けているドラムを使ったパフォーマンスが行われ、パフォーマンスの間に撮影・印刷された写真が空間を埋め尽くした。パフォーマンスのために山谷は特殊なカメラ装置を考案しており、ドラムを叩くことによってドラムセットにつけられた振動センサーが反応してシャッターが切られ、写真が印刷されるようになっている。パフォーマンスでは、ドラムを激しく叩き続けることで自身をトランス状態へと誘発させ、カメラと観客を前にして意識と無意識が邂逅したセルフポートレートが撮影されることになった。不規則に切られるシャッターと暗闇に放たれるフラッシュは、山谷のパフォーマンスを残像として観客にやきつけ、出力された写真はそれとは違う山谷のイメージを生み出すなど、パフォーマンスから写真の生産にいたるまでの一連の流れは人間の意識や物事をみる眼差しなどの複雑さを浮かび上がらせる。当展覧会では、新たなパフォーマンスとともに、『The doors』で撮影された映像や出力されたセルフポートレート、そして山谷のパフォーマンスの痕跡ともいえるドラムヘッドの傷から作られたフォトグラムが並ぶ。

開催情報

ジャンル
ギャラリー

11:00~18:00、月曜、日曜、祝日休廊

※金曜日は11:00~20:00まで開廊

料金

無料

出品作家

山谷佑介

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