サマーフィーリング
19/7/6(土)
シアター・イメージフォーラム
(C)Nord-Ouest Films - Arte France Cinema - Katuh Studio - Rhone-Alpes Cinema
『アマンダと僕』の新鋭監督描く喪失と再生の物語
フランスの新鋭、ミカエル・アース監督が、東京国際映画祭で東京グランプリと最優秀脚本賞をW受賞した『アマンダと僕』の前に発表した人間ドラマ。大切な恋人を突如失った男性と、その恋人の実の妹が、年月をかけゆっくりと哀しみを癒していく様が情感豊かに描かれる。16mmフィルムの荒い粒子で撮られたフランスの夏の美しい風景が印象深い。
太陽が光り輝く真夏のある日、ローレンスは最愛の恋人、サシャを失う。30歳というあまりの若さでの恋人の突然の死を彼は現実としてなかなか受け入れられない。一方、サシャの妹であるゾエも姉の死の悲しみが癒えないまま、いたずらに時だけが過ぎていく。