サカツ・コレクション 日本のポスター芸術 -引札、ポスターにみる広告アートヒストリー-
19/10/23(水)~19/12/21(土)
城西大学水田美術館
日本におけるポスターの登場は、19世紀末に欧米から商品とともに宣伝物として流入したのが始まりと言われている。多色石版印刷によって制作された海外の美麗な大判ポスターに日本人は魅了され、国産化に着手、明治後期頃には日本人による初期ポスター作品が誕生した。
日本のポスターの歴史を考えた場合、その源流を、浮世絵や引札、絵暦などに求めることができる。実用的な広告印刷物であったが、時代が下ると次第に鑑賞に耐え得る芸術性が加えられていき、芸術作品としての価値を高めていった。本展では、名古屋に本社を構え、創業123年を迎える酒類販売の老舗会社、株式会社サカツコーポレーションが所蔵する「サカツ・コレクション」500点を超える中から、引札をはじめ、明治・大正・昭和までのポスター70点を厳選し前期後期に分けてご紹介。
その他、同館および本学水田記念図書館所蔵の引札、ポスターも併せて展示する。
本展を通し、日本の広告芸術の歴史を知るとともに、それぞれの時代の美人像や風俗、世相を反映した魅力溢れるポスターの世界を楽しんでほしい。
※会期中展示替えあり
前期:2019年10月23日(水)~11月6日(土)
後期:2019年11月19日(火)~12月21日(土)