Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play

星美加展-風の記憶-

22/1/7(金)~22/2/13(日)

佐藤美術館

星 美加(ほし・みか)は1979年神奈川県生まれ、2010年筑波大学大学院人間総合科学研究科博士後期課程修了(芸術学博士号取得)。博士後期課程在籍時に同財団平成21年度19期の奨学生に選ばれている。2013年には文化庁新進芸術家海外研修員としてイタリアのフィレンツェに1年間滞在し、テンペラ技法を研究してきた。現在は筑波大学助教として後進の指導をつとめ、所属団体の二紀会では準会員として意欲的な作品発表を続けている。
本展では「風景」と「室内の情景」の2つに展示を分け、2004年から現在に至る17年間の軌跡を振り返る。初期作品では「記憶」や「時間」をテーマとした静かな風景が描かれるが、2007年頃から風の表現が現れ作風の変化が始まる。「風」は時間と同じく止むことなく通り過ぎていくもの。その一瞬を絵画に記録したいと星は言う。この風の表現によって劇的な要素をもつ風景へと力強く変化していく。また室内の情景を描いた作品では窓、鏡、ドア越しの構図など複雑な空間を描いているが、その空間へのこだわりを追求する中で3DCG技術と出会う。この技術を使用することで仮想空間において自由度の高い構図を試みることが可能となり、それまでになかった多様な空間構成を手にいれる。この3DCGソフトで生成された画像をもとにして制作が進められる。
風景と室内の情景どちらのテーマも個々の物語を描くだけでなく、より強く印象づけるための工夫が凝らされている。油彩とアクリル、テンペラ等で描かれた過去の主要作品に加え、初公開の新作をあわせた37点を展示する。
まるで映画の1シーンを見ているような作品たちをお楽しみいただきたい。

開催情報

ジャンル
美術館

10:00〜17:00、月曜日休館(祝日の場合開館、翌火曜休館)

※金曜夜間開館は中止
※入館は閉館の15分前まで

料金

一般600円、学生400円

※中学生以下無料

出品作家

お問い合わせ

アプリで読む