八日目
97/5/24(土)
妻子に愛想をつかされるほど仕事一筋のアリーが、ジョルジュというダウン症の青年を車で拾う。ジョルジュは母親と会うために施設を抜け出してきたのだった。しかしその母親はすでに死んでおり、ジョルジュとともに時を過ごすうちに、アリーの心にも忘れかけていた人間性がよみがえってくる。現代人に求められる他者への愛情をテーマとした感動作。「トト・ザ・ヒーロー」のJ・V・ドルマル監督が、旧約聖書の天地創造をもじったオープニングのファンタスティックな映像作りや叙情的な自然描写に手腕を発揮している。ジョルジュ役のP・デュケンヌは実際にダウン症にかかっており、その感性豊かな演技はカンヌ映画祭でも絶賛された。
上映情報
- ジャンル
- 外国映画
- 原題
- LE HUITIEME JOUR
- 制作年・国
- 1996/ベルギー=仏
- 上映時間
- 118分
- 公開日
- 1997/5/24(土)