
浮世絵meets紙の魔術師 江戸のペーパークラフト組上絵×太田隆司ペーパーアート展 -時代(とき)を超えて出逢う紙の世界-
19/9/10(火)~19/10/5(土)
城西大学水田美術館
浮世絵の中のおもちゃ絵の一種となる組上絵(上方では立版古という)。厚紙に貼り、描かれたパーツごとに切り抜いて立体的に組上げていく様は現代のペーパークラフトにも通じる。本展では、そんな組上絵を同館所蔵品から紹介。
芝居小屋の内外を見せる作品、十二ヶ月の季節の行事をひとつの空間に現した作品等を展示、加えてそれぞれの作品の複製で製作した組立完成品も展示する。平面の版画から立体空間へと生まれ変わる面白さを感じてほしい。
併せて、「現代の組上絵」とも呼べる立体世界を作り上げる紙の魔術師、太田隆司のペーパーアート作品もご紹介。太田の創り出す作品には、見る者の想像力を掻き立てる魅力があり、組上絵とは違った心に響く物語性を感じさせる。
本展では組上絵4件28点、複製組立完成4点、太田隆司作品30点を展示。時を超えて巡り遭う組上絵とペーパーアートが織りなす紙の世界を楽しんでほしい。