Curators in Panic 〜 横尾忠則展 学芸員危機一髪
21/3/27(土)~21/8/22(日)
横尾忠則現代美術館
《方舟に持ち込む一冊の本》 1996年 作家蔵(横尾忠則現代美術館寄託)
2021年から2022年にかけて国内外で開催予定の横尾忠則の大規模な個展に、同館の横尾作品も引っ張りだこ。喜ばしい反面、約140点もの作品が収蔵庫から消えても果たして企画展は開催できるのか? 学芸員はパニック状態。
そこで、3名の学芸員が過去に企画した展覧会を振り返り、収蔵品の中からそれぞれの「推し作品」を勝手におすすめすることにした。日ごろの調査の中で発見したこと、展覧会にまつわるエピソード、ただただ好きな作品......。選抜メンバーを逃した「うちの子」たちへの愛情を語る。
開幕と同時にコロナ禍に見舞われた「兵庫県立横尾救急病院展」、その最中に企画された「横尾忠則の緊急事態宣言」展に続き、混乱の中での美術館活動を映し出す試みである。