メスキータ
19/6/29(土)~19/8/18(日)
東京ステーションギャラリー
サミュ工ル・イェスルン・デ・メスキータ(1868-1944)は、ユダヤ系オランダ人としてアムステルダムに生まれた。建築を学び、その後美術の世界に転じる。
30代から美術学校でデザインや版画の指導者として教鞭をとるかたわら、さまざまな技法を用いて個性的な版画を数多く制作。しかし1944年ナチスによって家族もろとも連れ去られ、全員強制収容所で亡くなる。
自宅に残されていた作品は、だまし絵で知られるM.C.エッシャーなど、教え子たちが必死に守った。欧州では近年、作品総目録が刊行され、展覧会も開催されるなどメスキータの紹介と再評価の気運が高まっている。
本展はドイツの個人コレクターの所蔵品を中心に、200点を超えるメスキータの全貌を紹介する日本初の展覧会。